【校舎新築ニュース第6号】

ストーン記念館落成感謝礼拝


 ストーン記念館落成感謝礼拝は約190名の出席者と共に校舎完成を祝い、神に感謝の礼拝をささげました。神を愛し、人を愛し、土を愛したストーン宣教師の心を私たちの心として、新しいストーン記念館において、神・人・土を愛する伝道者養成に取り組みたいと決意しています。これからも祈りに覚え、お支えくださり、献身者をお送りください。

◆ バーン・ハグノス (カナダ合同教会アジア・太平洋地域コーディネーター)

 新世紀が進む中、より豊かな農村宣教への取り組み、また広い意味で世界の隅に追いやられている人々と連帯するための取り組みが神様に豊に祝福されることを心から祈ります。

◆ 楊啓壽 (台湾基督長老教会元総幹事・議長、本校客員教師)

 ここで学び方々が静かな大自然のなかで、神のことばと土に親しむ生活をとおして、社会の周辺に追いやられた人びとのうめきがはっきりと聞こえますように。そしてストーン先生のスピリットと多くの証人のあとを継いで、地に落ちた一粒の麦となって遣わされていくことができるよう祈ります。


【ストーン記念館建築報告】 2007年10月1日

 新ストーン記念館は2007年3月28日に起工し、予定通りの期間で9月5日に竣工しました。建築募金は目標額を達成することができました。ここに感謝をもって、建築及び募金について経緯と結果を下記のとおり報告いたします。

1.建築の経緯

  農村伝道神学校は近年財政的困難を抱え、校舎移転をも論じられるに至った。しかし、この地を離れては農村伝道者養成をめざす建学の方向から大きく外れてしまうとの懸念やこの野津田に留まって自然に親しみながら神学教育をしてほしいとの多くの声・期待があり、理事会はここに留まって神学校経営をしていく決断をし、諸教会に支援を訴えた。この決断に多くの方々が賛同し、ご協力をいただき、財政が大きく改善、感謝すべきことに野津田の地で教育を継続する基盤ができた。

 しかし校舎(ストーン記念館)は老朽化し、野津田の地で教育を継続していくには校舎の建て替えが急務であるとの認識を共有し、2005年11月22日の理事会・評議員会にて校舎建て替えを検討することを決定した。理事会はプロジェクトチームを組成し(後の校舎新築委員会)、また様々な関係者に意見を聞きながら建築と募金について協議し、2006年5月31日の理事会・評議員会において校舎の新築を決定したのである。

2.設計監理者

  設計監理者として松ノ井敬一建築設計事務所を採用した。同事務所は基本設計の段階から、実施設計、工事監理に至るまで、本プロジェクトにおいて重要な役割を果たした。

3.建築業者

 建築業者は三元建設株式会社(東京都渋谷区)を採用した。推薦のあった4業者の見積金額、規模、財務内容、経験、技術力、顧客の評価等を比較検討し、同社を選定した。建築期間中の施主側、設計監理者、現場の関係者とのコミュニケーションは良好であり、建築の精度は高かった。

4.建築の内容

 今回は校舎の建て替えと礼拝堂の修繕を実施した。新校舎は、教室4、閲覧室、応接室、教師室、校長室、事務室、ロビー、中庭で構成し、一階建て鉄骨造で、総床面積は153.45坪となっている。新校舎全体を引き続きストーン記念館とする。

  当初二階建ての案もあったが、バリアフリーの観点およびコスト面より一階建てとした。設計に当たっては農村伝道神学校に相応しい簡素な建物にするよう心がけ、学生、教師、関係者が一同に集える広いロビーと中庭を中心に設けた。暖房は維持費を考慮し、プロパンガスの暖房を採用した。家具は極力既存家具を使い、新規購入を抑えた。礼拝堂は段差をなくし補強した。そのため、二階の図書館は充分に使用できることとなった。図書館は新校舎内に閲覧室、礼拝堂入口の書庫、二階の書庫と三ヵ所に分かれるが、充実することができた。

5.工事期間

 工事着工日       2007年3月28日(起工礼拝は2月7日に、起工式は3月28日に開催した)

 竣工日         2007年9月5日

 工事期間中は研修棟、保育棟等の既存設備を仮校舎として利用し、追加の費用発生を最小限に抑えた。

6.建築費用

工事費用              102,300,000円
家具                    4,000,000円
暖房機器と設置費用      3,700,000円
設計監理費用            6,600,000円
諸経費                  8,000,000円
消費税                  6,230,000円
総費用                130,830,000円

7.資金調達

 総費用1億3千800万円を建築募金により7千万円、残額6千800万円を神学校の運用資金の取り崩しにより調達する。募金が7千万円を超えた場合はその分運用資金の取り崩しを減少させる。

8.建築募金

(1)目標金額:7千万円

(2)活動期間:2006年10月に開始、当初は2008年9月までの2年間の活動を予定していたが、目標額を早めに達成しそうなので、期間を短縮し、2008年3月末までとした。建築募金活動のため落ち込んでいる通常の維持献金と後援会献金の立て直しを早期にはかる。

(3)活動対象:従来後援会や維持献金で農伝を支えてきた教会、キリスト教主義学校、個人を対象の中心としたが、それ以外にも幅広い対象先に働きかけをした。後援会や同窓会の支援を受け、きめの細かい活動を展開した。

(4)発起人・賛同者:発起人を31名、賛同者を238名の方にお願いした。

(5)趣意書:約6,500部を発送した。

(6)ニュース:校舎新築ニュースの準備号を2006年6月14日に、その後4号までを発行し、募金者と募金候補者に建築と募金の状況を知らせてきた。

(7)募金結果

 9月28日時点で7千67万円を達成した。
発起人、賛同者で5割強を、後援会の教会・団体、個人合わせ2割強を集めた。1,500名を超える献金者にうち新規献金者が500名近くおり、神学校を支える輪が広がることを期待したい。
 献金者名簿はストーンメモリアル・コーナーに保存する。

9.今後の建築課題

 今回修理して使用することとした礼拝堂及び図書館の建て替えは機会を見て実施する必要がある。又研修棟及び保育棟も修理・建て替えが必要になってこよう。
 さらに神学校の維持管理の問題である。地球の破壊が日に日に進んでいることに痛みと責任を感じる。神学校が野津田の地で自然と親しみながら神学教育をしていくにあたって、地球の破壊に加担する側に大きく傾かないように注意していきたい。校内を整備し、緑地を確保すること、エネルギーによる温度調整を最小限にすること。通路を舗装しないで土の上を歩く。これは維持費を抑えるというだけでなく、農村伝道神学校の神学教育の基本にかかわる。その意味で冷房設備を最小にし、何もかも電気に頼らない校舎にしたことである。暑かったり寒かったりという四季の豊かな自然のなかで学校運営をしていきたいと願っている。
(本報告は10月1日の落成感謝礼拝で提示された文書です。)

★献金は現在目標を超え、7,252万円近くになりました。心から感謝いたします。当初募金期間を2年としましたが、半年短縮し、2008年3月までとしますので宜しくお願い致します。